大人のピアノの楽しみ方

人生経験を積んだ「大人」に弾いて欲しい曲を紹介していきます

リラの花 /ラフマニノフ

今回は、「リラの花」を紹介します。

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この曲は、ラフマニノフによって1902年に出された「12曲からなる歌曲集(Op.21)」のうちの第5曲目「リラの花」を、1913年頃にラフマニノフ自らがピアノ独奏用に編曲した曲です。

 

歌曲の詩は、エカテリーナ・ベケートヴァという女流詩人のものですが、とても美しい詩なので、紹介させて頂きます。

 

朝早い明け方に 露に濡れた草場をぬって

わたしは清々しい朝の空気を吸いに行く

芳しい木陰

リラの花が咲き群れる木陰の中に

幸せを探しに出かけて行く

 

生涯に幸せはただ一つ

それを見つけるのがわたしのさだめ

そしてその幸せはリラの花の中にある

緑の枝に

芳しい房に

私のささやかな幸せが花開いているのだ

 

「ラフマニノフピアノ編曲集 yamaha出版より」

 

今回動画で弾いているのは、1941改訂版です。

 

あらゆる物が速いスピードで変わっていく世の中、競争社会で疲れを感じることが多くなってきましたが、この詩を読むととても心が休まります。

大切なことを問いかけてくれる1曲です。